SPORTSスポーツ
疲れが取れない理由って?
疲れを理解して疲れ知らずになろう②
少し前まで、筋肉痛など疲労を起こしているのは乳酸というのが一般的でしたが
最近の研究で、乳酸は疲労の原因物質ではないことが分かりました。
確かに身体を動かすと乳酸は増えますが、乳酸は運動をするエネルギーがなくなったときに使われる物質であり手助けをしてくれるのです。
ある実験では乳酸だけを身体に投与した結果、疲労感は出なかったと報告されています。
今ではFF(ファティーグ・ファクター)といわれるたんぱく質(疲労物質)が原因とされています。
このFFは呼吸から摂取する酸素から生まれます。
運動したときやストレスを感じたときなど、多くの酸素を身体に取り込むときに活性酵素というものが生産されます。
この活性酵素は身体にある免疫細胞の手助けをする酵素であり、なくてはならないものです。
しかし、この活性酵素は細胞を酸化させ細胞を死滅させてしまう力もあります。
活性酵素が増え、細胞が酸化していくとFFが増えていきます。その情報が脳に伝わると自律神経から身体を休ませるように注意信号を出します。
これが疲労の原因となります。
改善方法
この活性酵素を作ることを止めるわけにはいけきません。
元々、身体には疲労を回復させるFR(ファティーグ・リカバー・ファクター)という疲労回復因子が存在します。
このFRが増えることによって疲労を解消します。
このFRを増やすことにとても役に立つのが炭酸泉なのです。
そして、FRを増やすために必要なのが運動と入浴と睡眠です。
運動
FRはFFが発生することによって作られます。ということは、疲れていないとFRは作られません。
自律神経を働かせ交感神経を活発にした後副交感神経を優位にさせるときに大量に分泌されます。
理想は、軽いウォーキングやジョギング、ストレッチを日常的に行うことです。
【ポイント】
続けて炭酸泉を使うことで少しでも蓄積された疲労を改善させ、FRを効率よく作ることができます。
また身体が温まると身体の動きが良くなり、ストレッチをするときにとても効果的です。
入浴
ゆっくりとお湯に浸かることで、脳の働きと自律神経を抑えます。
身体をお湯につけ交感神経を静めて副交感神経を優位にさせる
このメリハリを習慣づけることが大事です。
【ポイント】
炭酸泉を使いさらに血行促進されると自律神経に刺激が伝わりやすくなります。
刺激を受けた自律神経は副交感神経を優位に立たせてリラックス効果が向上します。
また、通常のお湯に比べて温まった身体が急激に冷めることがないため、ゆっくりと睡眠を誘うことができ眠りに入りやすくなります。
睡眠
FFによるダメージをFRが修復させる力が強いとされているのが睡眠中です。
睡眠中が唯一FFによる損傷にFRによる修復が勝てる時間であるため睡眠はとても重要です。
この睡眠が効率よく取れないとFRで修復できず疲れが蓄積されていきます。
【ポイント】
眠気は体温が温まり、その後冷めていく過程で起こります。
しかし、さら湯だと温まっても急激に冷めるてしまうためせっかくの眠気が覚めてしまいます。
炭酸泉はゆっくりと体温が下がっていくため眠気を起こしやすく、自律神経を副交感神経に変えることができ、より効果的に眠りに誘います。
疲れがなかなか取れないと困っている方には炭酸泉を使用してみてもらいたいですね。
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